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2006-07-04

65)謎の女は「大笑い殿様道中」

 このブログに先に登場した「大阪ど根性物語 どえらい奴」の前年、1964年の東映アチャラカ喜劇時代劇「大笑い殿様道中」(監督・内出好吉)でも、わがご贔屓・藤純子は主演の藤田まことと共演しています。
 このころの藤田まことといえば、在阪のテレビの公開コメディー「てなもんや三度笠」で一躍、人気スターとなっていたころですね。そう顔は長くはないのに馬面をウリにし、ちょっと現在の彼からは想像しがたいコメディアンぶりを発揮していました。
 そして、藤田まことと藤純子の取り合わせで思い浮かぶのが、映画での共演に先立つ、これまたテレビの公開コメディー「スチャラカ社員」です。ミヤコ蝶々扮する女社長率いる商事会社の二・五枚目のサラリーマンが藤田まこと、美人OLが藤純子でした。先に在職していたOL、長谷百合(憶えている人はいるでしょうか)の退職後、入社してきたOLという設定で、このコメディーに藤純子は途中から参加しました。
 この商事会社にはミヤコ蝶々以外、女性といえば、たった一人、OLしかいないので、若いサラリーマンの藤田まことはいつも、いつもOLにホの字で、長谷百合が在職していたころは「はせく~ん」だったのが、純子に代わってからは当然「ふじく~ん」となり、藤田まことのちょっと鼻にかかった、この呼び方は今も耳に残っています。
 そんな二人が映画で初めて顔を合わせたのが、この「大笑い殿様道中」で、藤田まことはいつも微罪で牢入りしているヘボいスリに、藤純子は彼と旅をともにする謎の女に、それぞれ扮しています。
 
 謎の女、といっても全然謎めいていないのはご愛嬌で、純子の役柄は幕府に命を狙われている主君の替え玉を探して旅をする大名家の腰元です。
 主君と顔が瓜二つということで白羽の矢が立ったのがヘボいスリの藤田まことで、仲間の品川隆二ともども幕府方の刺客たちと大名側との攻防戦に巻き込まれて珍騒動を繰り広げるというストーリーです。
 芦屋雁之助、芦屋小雁、南都雄二、佐々十郎、由利徹、楠トシエ、石川進、白木みのるなどのお笑いタレントが随所に顔を出していますが、いかんせん、この映画、ドタバタ喜劇のはずが正直、全然弾んでいません。つくづく、日本のドタバタ喜劇映画がヘボいことを思い知らされます。
 そんな中で、東映映画期待の新人だった(といっても映画デビューして一年はたっています)純子は立ち回りあり、ラブシーンありで、頑張っています。まだまだ演技的には未熟ですが、時折、「おお、今のええやん!」と思わせる表情を見せたり、セリフ回しを聞かせたりで、なによりもデビュー作の「八州遊侠伝 男の盃」当時より随分垢抜けてきた若手の女優ぶりを楽しむことができる作品です。
 純子の映画出演八本目の作品で、プロデユーサーとして父親の俊藤浩滋が名前を連ねています。
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この前、富司純子の娘(ということは俊藤浩滋の孫)の寺島しのぶ主演の『やわらかい生活』を観ました。入浴シーンがあるのですが、何と銭湯にもかかわらず、バスタオルをしっかり巻いて入浴。『赤目四十八滝』からまだ二年しか経っていないのに、もう出し惜しみしかと思ったのですが、実はこれは伏線で、ラストの方にしっかりとオチがありました。しかし、映画は傑作だと思います。観た人は判りますが、この映画は宣伝などで見受けられたほのぼのとしたイメージからは実にほど遠い、どちらかといえばカサベテスの『こわれゆく女』のような怖い映画なのです。しかし、現実にそういう人を知らないと、単純な男女の話に映るんだろうなぁ。きっと。ちなみに、寺島しのぶの次回作はぎちょんぎちょんの濡れ場があるという映画。監督は、テレビで原田美枝子や竹下景子を脱がした鶴橋康夫。裸になれて、しかも演技が出来る日本の女優は彼女しかいないだけに、これは期待します。でも、少し顔がへちゃなのが残念だ。

名乗りたくない・・・さんへ

 「やわらかい生活」、まだ観てないんですよね。ってか、何してんだろ、俺^^7月に入って、まだ一度も映画館には行ってないんですわ、そんなに忙しいわけねぇーのにネ!!
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