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2006-06-20

60)関西のネエちゃんは「バラケツ勝負」

 「幕末残酷物語」(1964年、監督・加藤泰)のあと、藤純子の大川橋蔵との共演映画は続きます。それが、1965年の「バラケツ勝負」です。
 橋蔵初のやくざ映画です。時代の趨勢には勝てません。かつて、時代劇スターとして一時代を画した橋蔵も、このころ、映画俳優として試行錯誤していたんですね。
 と同時に、この映画はプロデュースが東映任侠映画の産みの親、俊藤浩滋である一方、脚本・比佐芳武、監督・松田定次という東映時代劇を隆盛に導いた巨頭の布陣で、新旧世代のカップリング映画でもありました。
 橋蔵初のやくざ映画、といっても鶴田浩二・高倉健流の映画ではありません。橋蔵が扮するのは刑事の父(志村喬)と対立してグレている不良少年です。タイトルにある「バラケツ」とは、関西の古い言葉でいうところの愚連隊という意味です。
 この不良少年に愛人の芸者(桜町弘子)殺害の嫌疑がかかります。これは博徒(遠藤辰雄)とつるんで私腹を肥やそうとする役人(内田朝雄)が仕組んだワナで、内田朝雄は自分の身辺を探る刑事の志村喬失脚を狙って、その息子である橋蔵をも姦計に巻き込んだのです。
 父親との対立で家を飛び出している橋蔵は、自分に降りかかった殺人容疑の嫌疑を晴らそうとするばかりでなく、対立中の父親を救うためにも、この謎解きに走り回ることになります。
 謎解きー。そうなんですね。時代は大正初期、舞台は神戸ながら、やくざ映画というよりは、かつての橋蔵の人気シリーズ「若さま侍捕物帖」の雰囲気なんですね。思い切った飛躍が見られることなく、時代劇作りに慣れた脚本家、監督とともに時代劇のムードを新たな時代の流れに持ち込んでしまったことが、この映画の失点になっています。だから、橋蔵初のチョンマゲを付けていないやくざ映画はこの作品一本だけで終わってしまいました。
 おまけに、橋蔵映画特有のファザコン要素も持ち込んでいます。こっちは「新吾」シリーズの流れですよね。父親恋しの貴種流離譚。橋蔵映画の多くはこの要素が含まれていますが、これは橋蔵自身の出生に由来する宿命的なものだったのでしょう。
 
 前置きが長くなりました。
 わがご贔屓・藤純子は、この映画でも橋蔵の恋人役を演じています。前年の「車夫遊侠伝 喧嘩辰」(監督・加藤泰)で演じた芸者・玉竜同様、イケイケっぽいカフエの女給(ホステス)で、その母親役がミヤコ蝶々。
 恋人・橋蔵と一夜を過ごした、その朝帰りで、こんなことを言っています。
 
 「好きな人に、うちは一番大事なもん、あげたんや」

 後年、山口百恵の歌にも似たような歌詞が出てきますが、あちらは横須賀のおネエちゃん。純子扮するヒロインはいかにも関西風味なヤンチャで、イケイケで元気いっぱいながら、根はしっかりしている女の子でした。玉竜もそうでした。

 
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藤純子の不純な台詞?

暇ですね~。こちらもですけど。
しかし、意図的かもしれませんが、今日、アップした藤純子の台詞を抜き出すと、エッチですなぁ。「あ、動いたら・・・。動いたら痛とおすえ」ではじまり、「好きな人に、うちは一番大事なもん、あげたんや」ですもの。不純でしょうかね?
ちなみに、あれから一ヶ月半。まだ中古屋では『風の武士』も『車夫遊侠伝 喧嘩辰』も『瞼の母』も売れ残っています。どうしようかな?やっぱり一つを選ぶなら、『車夫遊侠伝 喧嘩辰』ですかね?

ここで名乗ると、・・・・・・さんへ

 ヒマちゃいまんねん。時間ないから必死こいてブログの更新しとりまんねやわ^^
 不純だなぁー、君は^^ わがご贔屓・藤純子のセリフをそのように解釈するとは!! やっぱ、アンタはオッパイ大好き人間やな^^残念ながら、意図的に提示したセリフやなかったんで、もし意図的だったらアンタに負けんくらいのスケベにいさんになってますって。
 
 やっぱね^^ わが加藤泰のDVDはしつこく居座ってますか。

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