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2019-07-02

女と男の『約束』

                         約束190702

 岸恵子と歌手から俳優に転進したばかりの萩原健一が主演の映画で、ショーケンも脚本の石森史郎も監督の斎藤耕一もすでにあちらの世界に引っ越した人ばかりだが、映画自体は全然古くない1972年の作品。
 中年女性の南美江と2人連れのワケあり気味の岸恵子とロングコートを着たチャラい感じのショーケンが、どこかの田舎のローカル電車の中で袖振り合うような感じで知り合う。実は、この映画を観るのは今回が初めてだった。
 冒頭、人気のない公園で人待ち顔の岸恵子のショットで始まるが、それからグイグイ映画に引き込まれていき、やがてラストに、なぜ岸恵子が映画の始まりに人待ち顔でいるのかが分かる。
 固く心を閉ざしているような岸恵子に対し、チャラそうだが、どこか憎めない人なつっこいショーケンが女の心を徐々に氷解させていく短日のロードムービーで、当時映像派作家と謳われていた斎藤耕一が北陸らしい海景色を織り込んでいき、47年前の作品だが、21世紀の現在でも古くはなっていないことを確認した。






 
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