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2006-06-01

53)名画座

 ブログつながりの管理人・ククさんによれば、東京・池袋の文芸坐で、日本映画の脇役たちに焦点をあてた特集があるそうです。
 脇役といっても、現在の俳優たちではありません。主に60~70年代のプログラムピクチャーで主役のスターたちをを盛り上げていた脇役俳優を中心に映画が組まれているようです。
 昨今、日本映画から純粋な映画スターは生まれていませんが、同様に「う~ん」と、その演技に唸らせ、本来、自分を目的に映画を観にきていない観客にまで深く印象づけてしまうような脇役俳優もいないのか、絶えてしまったのか、ボクにはよく分かりません。
 公開される全ての日本映画を観ているわけではないので断言はできませんが、どうも、印象としては、お手軽さがあるような気がしてなりません。もちろん、プロの俳優さんたちですから演技に手抜きはないでしょうが、アルバイト感覚的な軽さが目について仕方ないんですね。それは映画ばかりでなく、テレビドラマでも同じことがいえそうです。
 もし「この脇役俳優、ええぞ」というようなお勧めの俳優さんがいたら、ご教示ください。ちょっとおもしろい、ピリッとした俳優さん、ボクも知っておきたいです。

 さて、文芸坐といえば、この30年ほどの間に一時は閉館になったりして波乱含みの時間を過ごしてきた名画座ですが、実はボクが初めて東京で映画を観たのが、この文芸坐でした。
 JR池袋駅(当時はまだ国鉄でした^^)の西口(これで合ってますよね)からトコトコッと風俗店が建ち並ぶ通りを歩いて数分、路地を左に折れて、すぐに目の前に現れたのが、それまで噂でしか知らなかった文芸坐でした。
 観た作品は野村芳太郎監督の「張込み」(1957年)です。併映は同じく野村監督の「砂の器」で、もちろん、これらの映画を観るために花のお江戸まで東海道したわけではありません。もののついでです。この際、一度、行っておこうという考えで、たまたま上映していたのが上記の2本の映画でした。
 「張込み」はそれまで観たことがなかったので、儲けものの映画でしたが、丹波哲郎と加藤嘉が妙に印象深かった「砂の器」のほうは一度観ており、長編でもあり、また、ボクの時間の都合もあってカットしました。映画館へ映画を観るのが第一目的ではなく、映画館に入ること自体が目的だったというのも、おかしな話です^^
 年季の入った映画館でした。外観はもう、そこだけが昭和20~30年代という雰囲気で、もちろん、館内も年季の入り具合では外観にヒケをとっていません。コンクリートの床に、もともとは白かったであろう壁は、よくいえばベージュ色になっており、ロビーのベンチもビニール張りの昔の映画館によくあったような長椅子です。
 その後、東京在住の友達が文芸坐に勤務するということがあり、東京へ行くたびに文芸坐を覗いたりしました。といっても、数えれば5本の指でも余るくらいですが、オールナイト上映の山下耕作特集にでかけたこともありました。上映作品は「関の彌太っぺ」(1963年)、「花と龍」(1965年)、「兄弟仁義」(1966年)、「博奕打ち 総長賭博」(1968年)、「緋牡丹博徒」(1968年)の5作品です。
 それから間もなく、友達が文芸坐を離れてしまったので、以来、ボクの文芸坐通いもなくなりました。閉館騒動があり、そして再開となり、今は建物も館内もどうなっているのかは知りません。

 ところで、先の脇役俳優特集ではボクの好きな汐路章(故人、没年がいつだったか、今、思い出せないです^^)も取り上げられているらしく、選定作品は「緋牡丹博徒」シリーズの3作目「花札勝負」と7作目「お命戴きます」のようです。
 ククさんも言っておられますが、この2作品は先の渋谷であった加藤泰特集では上映されなかった作品です。それにしても6作目の「お竜参上」が取り上げられていないのは、やはり、ボクが実見したようにフィルム状態が悪いためでしょうか。それとも、2作品に比べて汐路章の映画の内容へのかかわり度が低いためなのでしょうか。
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嫌われ松子

さっそく暇になったので、『うつせみ』と『嫌われ松子』を観てきましたぞよ。『嫌われ~』を観て、少しうるうるきてしまった。更年期かなぁ。女の年代記というのは、日本映画の定番で木下恵介とかが得意でしたね。こういう形でよみがえらせたのかと感心。主演の女の子も『力道山』に続いて好演していました。でも、脇役が奇抜すぎて、ちょっと。そういう世界観かと思いますが、それでも汐路章のような風貌はこっけいだけど、そこはかとなく怖さがただよってくるような深みのある役者はいませんね。滑稽な風貌はそのままとか、またはひねりすぎとかね。でも、キャシャーンのお兄ちゃんとかめちゃイケのお兄ちゃん(←この人は『御法度』でもいい味を出していた)はめっけ物でした。でも、何か足りないものが…トルコ嬢の役なのに、チチを出さなかった。そこんとこよろしく!!
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