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2016-08-06

その後の「生誕100年 映画監督加藤泰」

お竜参上・今戸橋2 160806

 現在、東京国立近代美術館フィルムセンターで、加藤泰監督の映画を回顧上映する催し『生誕100年 映画監督加藤泰』が開催中でおますが、地理的にも遠いこともあり、指をくわえて遠いお江戸のお祭りを見えぬ空から「江戸はあちらのほうか」と眺め暮しとります。

 そんな中、今夜、CSの映画チャンネルで『緋牡丹博徒・お竜参上』が放送され、観ちゃいました。
 やっぱり、エエわぁ~~~。
 泰美学のエッセンスが凝縮された映像世界にしばし現実を忘れ、酔いしれました。
 映画って、観客を酔わせてなんぼの世界ですからね、酔わせなきゃソンソン、酔わなきゃソンソンてなもんです。

 ところで、お江戸在住のお友達は、しばしばフィルムセンターに通っているらしく、何分にも彼は都区内に住まいしているので、ボクより簡単にフィルムセンターに行けるので、ホンマうらやましゅうおます。
 昨日も加藤監督の戦前の文化映画(加藤監督の表現による)『虱は怖い』を観たらしく、こんなメールを寄越しました。

 『記録映画なのにローポジ、長回しで、女の情熱を描いていた。加藤泰恐るべし。』

 そう言われたって、ボクは観てへんからわからへんがな。
 この作品は人間に取りつくシラミの恐怖を伝えた啓蒙映画と聞いとりますが、『女の情熱を描いていた」とは?
 この映画の製作当時、加藤監督は確か30代の初めごろで、満州(現・中国東北部)で映画に携わっていた時代でおます。文化映画も2本か3本のころで、のちに加藤泰を語る代名詞となるローポジションのカメラアングル、カメラ据えっぱなしの長回し撮影は、既に意識していたのでおますやろうか。

 『お竜参上』の菅原文太のセリフに
 「あなたはやさしい人だ……」
という一言がおますが、お友達にあてはめて言うと
 「あんたはおトクな人だ……」
になりますな。
 加藤泰初期の稀有な作品に出会うことができたのだから!

 映画小屋でまだ観ぬ加藤泰映画の数本……追っかけ甲斐があるというものでおます。
 追いつくのが早いか、命数が尽きるのが早いか……生きているうちが花なのさ。



 
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文中に出てくるお友達です。確かに件の文面のメールを送りましたが、よもや信じるとは…お目出度いぞよ、丹下左膳…横山たかし風に言えば「ぜーんぶウソじゃ」。「そんなアホな」と突っ込んでくれると思ったんだが、意外と敬愛なる加藤泰に関して冗談が通じないのね。『虱は怖い』はビデオと合わせて今回で2回目ですが、あそこから後年の加藤泰を想起するのは至難の技かと思うよ。ただし撮影監督が『血槍富士』や『仁義なき戦い』の吉田貞次で、加藤泰とも『紅顔の密使』や『炎の城』で仕事をしてますね。一度、二人で京都でお会いしましたよね。その時は甘粕正彦の自殺の話を聞きましたけど、加藤泰のことは聞かなかったような記憶があるなぁ。聞いたっけ?
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