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2015-01-11

堅気になった健坊の映画

                        血闘神田祭 150111

 正月早々、花のお江戸の名画座事情を伝える、いつものお友達さんが名画座のチラシを送ってくれ、それを先にブログアpップを考えていたのでおますが、チンタラしている間に昨年11月、あちらの世界に引っ越しをした高倉健の出演映画について、おもしろい新聞記事があったので、それについて一言・・・・・・。
 記事が載ったのは、1月10日付の朝日新聞の付録(b2面)。『あなたの好きな‘’健さん‘’映画』とという多くの読者から募った高倉健映画のランキング特集でおました。

 1位 『幸福の黄色いハンカチ』(1977年)
 2位 『鉄道員(ぽっぽや)』(1999年)
 3位 『八甲田山』(1977年)
 4位 『あなたへ』(2012年)
 5位 『南極物語』(1983年)
 6位 『駅(STATION)』(1981年)
 7位 『野生の証明』(1978年)
 8位 『居酒屋兆治』(1983年)
 9位 『ブラック・レイン』(1989年)
 10位 『ホタル』(2001年)

 健坊が引っ越しした報が流れた時、さまざまな役柄に挑戦した前半生の映画に比べ、『幸福の黄色いハンカチ』以降の後半生の映画は面白くなかったという理由で、いっさいの追悼コメントを出さなかった映画評論家がいてはりましたが、その人が知ったら腰を抜かしそうなベストテンでおます。ベストテンに並んだ作品は、まさに面白くなかったという後半生に製作された映画ばっかでおます。
 そして「やっぱね。一般にはこういうふうになってしまうんやね」というのが、ボクの感想でおました。
 よくいえば、やくざ映画を中心に高倉健を大スターに押し上げた前半生(くだんの評論家が指摘するところの)のさまざまな男たちを演じていた努力と研鑽が結実した時代の映画群でおます。
 健坊が文化勲章を受章した時、自ら「ほとんど前科者ばかりを演じてきて・・・・」と健坊は謙遜気味に語っとりましたが、その前科者、あるいはこれから前科者になる男たちを演じていたやくざ映画にこそ高倉健の魅力があると思う者には、いささかさみしすぎるベストテンで、もとより年齢、映画鑑賞歴など必ずしも同じ条件下の人たちが集まったベストテンではなさそうなので、これは致し方のないことかもしれまへん。
 記事の見出しに『寡黙な背中にしびれました』とおましたが、後半生の健坊は自らが作り上げたスターとしてのイメージに縛られていた印象があるとはいえ、「寡黙な背中」を営々と築き上げていた時代を越え、「寡黙な背中」が完成した後の作品が並んだベストテンは、記事の中見出しにある「『堅気』になって国民的人気に」そのものを実証している内容でおます。
 その『堅気』になる以前の映画として11位にようやく『網走番外地』(1965年)がランク外入りし、17位に「昭和残侠伝 唐獅子牡丹』(1965年)が入っとります。

 11位 『網走番外地』(1965年)
 12位 『遥かなる山の呼び声』(1980年)
 13位 『新幹線大爆破』(1975年)
 14位 『動乱』(1980年)
 15位 『飢餓海峡』(1965年)
 16位 『君よ憤怒の河を渉れ』(1976年)
 17位 『昭和残侠伝 唐獅子牡丹』(1965年)
 17位 『あ・うん』(1989年)
 19位 『四十七人の刺客』(1994年)
 20位 『単騎、千里を走る』(2005年)

 ベストテン外の映画も、やはり『堅気』になった以降の作品が多く並んどりました。

                       緋桜一家 150111
                       「藤純子引退記念映画 関東緋桜一家」から
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