--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2014-08-09

ひと足ごとに消えていく・・・・・

                         MOVIX讖ソ蜴・10908

 奈良県内にあるMOVIX系のシネコンが、今月限りで閉館するそうでおます。
 昨今、シネコンには足を運ばなくなったけれど、映画館がまた一つ消えていく報に接すると、日本の新しい映画興行の新しい形態として、21世紀に入ってから雨後のタケノコのごとく林立したシネコンも「淘汰の時代」真っ盛りの観もぬぐえません。
 殊に、消えていくシネコンがかつて何度も通ったことのある映画館であってみればなおさら!
 このシネコンは国道筋に立地し、駐車場もゆったりとしたスペースがあり、電車で行っても最寄り駅から徒歩数分という気軽さで、まさに地方都市のいかにもなシネコンを絵に描いたようなところで、ただ悲しいことに周辺にイオン系のシネコンが数館できたため、集客に遅れを取ってしまったのでおますんやろね。
 というのも、広い敷地の大きな建物の中にあるわりには、その建物の目玉はシネコン以外になく、かつては日本初のトイざラスも入っていたものの、集客・営業面から他に移転してしまい、空いた空間を無駄に広い? ゲームセンターが埋めており、ほかにはお馴染みのドーナツ屋さんやカレー屋さんがめぼしいテナントで、よくよく考えれば、そのシネコンへ行っても映画の上映時間まで時間の潰しようがないところでおます。
 大都会のシネコンならシネコンだけで成立しえても、地方都市のシネコンは、その施設の建物が映画館だけでは生き延びがたい時代になっていることが消えていく要因になっていたのでは? その証拠に周辺に誕生した後発のシネコンが集客が期待できるスーパーやファッションビルなどのアミューズメントスペースの一部分として開館しており、そこへ行けば映画だけでなく、買い物や食事もできるとなれば、そちらに客足が流れるのも自然の理でおます。

 身近にあるシネコンが消えてしまうのも、これで2館目でおます。
 数年前に消えてシネコンはもとは映画館を経営していた興行会社単独のシネコンで、最終上映回を観終わっても座席から最寄り駅のホームまで5分とかからない、僕にとっては驚異的な便利さがあるところでおました。
 ここもシネコンしかない建物でおましたが、駅から数分という立地のよさにもかかわらず、経営母体が大資本でない悲しさで、大資本がバックボーンのシネコンとは競争力に差がつき、効率的な利を求める映画の配給会社が映画の供給を渋り始めたため、あえなく閉館となったのでおます。
 シネコン誕生以前から、映画館がなくなるということは田舎の唯一の映画館が経営不振で消えて以来、何度見聞してきたことか。経営不振、再開発で消えた映画館は数知れず、映画会社や周辺の映画館の圧力で消えた名画座もおました。
 近松の「冥土の飛脚」ではおませんが、振り返れば、僕がよく通っていた映画館はまるでひと足ごとに消えてしまったかのごとく、しかし、僕は映画館をかき消すほどの雪ではおませんのにね。


関連記事

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

青山彰吾

Author:青山彰吾
 日本映画を中心にしたコーナーです。
 ただし、取り上げる映画は偏っています^^
 
 

最近はこんなんです^^
ゲストのひと言
テーマ紹介
FC2カウンター
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

在庫の記事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。