2006-05-21

47)期待の付録やったのに!!

加藤泰ボックス101106


 先月、東映から発売された「加藤泰DVDボックス」を昨日、ようやく手に入れました。
 入手に尽力してくれた(これは大げさ、か^^)友人も5本のうち、4本を買ったそうで、昨日、ボックスを受け取りに行ってきました。すでに友人は、そのうちの「車夫遊侠伝 喧嘩辰」と「明治侠客伝 三代目襲名」を観たそうで、ビールを呑みながら感想を聞いていました。
 友人は別に加藤泰ファンではなく、ボクより詳しい東映任侠映画ファンであり、ボク同様、この2作品は何度も映画館で観ていますが、やはり何度も観ていると観る方の年齢による変化が感想に加味されるものですね。
 「今まで気がつかなかった」と言って、どちらの作品も主に男とおんなの絡みに関して加藤泰の撮り方や演じる役者たち(内田良平&桜町弘子、鶴田浩二&藤純子)の演技など、彼の言う"新しい発見"を、年齢によるものの感じ方や経験によって積み重なる考え方の変化などをボクは推察しながら聞いていました。

 さて、その楽しみにしていた「加藤泰DVDボックス」のことですが、ボクはこれまでボックスでDVDを買ったことはありません。なぜなら、必ずしも手元に置いておきたいと思う作品ばかりがセットになっているわけではないからです。先に発売されたマキノ雅弘映画もセットでは買っておらず、これまで同様、単品買いをしました。
 それなのに、今回のボックス購入は、なぜか?
 むろん、加藤泰映画であるからということはいうまでもありません。セットになった作品は上記の2本に加え、長谷川伸原作の「瞼の母」と「沓掛時次郎 遊侠一匹」、司馬遼太郎原作の「風の武士」で、まずまず妥当な選択でしょう。そして多分、セッティングされた5本の作品がボックス発売ではなく、単品として発売されたとしても、ボクは5本すべてを購入していると思います(ファンとしては、まだまだDVD化してほしい作品は当然ありますが・・・)。
 ボックス購入に踏み切ったのは、その付録に理由がありました。
 日本映画の場合、価格が高い割にはDVD化されても外国映画のように、さまざまな特典があるわけではありません。そのことはブログつながりの管理人・ククさんも注文をつけておられますが、せいぜい予告編とスチール写真がついているだけで愛想もないのが現状ですね。
 今回のボックスもそれぞれのDVDに予告編とスチール写真が映像特典として入っているほか、ボックス用に映画の解説や関係者の対談などを集めた小冊子があるだけです。
 でも、その小冊子の内容にボクの目が行ったのですね。
 加藤泰映画、特に東映時代の映画でヒロインを務めた桜町弘子のインタビューが含まれていたからです。この女優さん、加藤泰の最もお気に入りの女優さんです。だから「ボックスで買った!」となりました。
 ところが・・・・・。

 開けてびっくり、玉手箱ですよ><
 このインタビュー、20年以前に東京のユーロスペース1で加藤泰特集があった時に発売されたパンフレットのインタビューの使い回しのようなんですね。現在、新たに桜町弘子にインタビューしたものではないな、という匂いがするのです。
 このパンフレットでは、今回の東映のDVDボックス企画に参画している映画評論家の山根貞男が一問一答形式で櫻町弘子と当時まだ存命だった萬屋錦之介にインタビューを行っていますが、今回の桜町弘子が語っている内容がパンフレットのインタビューのそれとほとんど同じなんですね。
 この小冊子では、ほかに加藤泰映画で共同脚本や助監督を務めた映画監督の鈴木則文と山根貞男の対談も掲載されています。しかし、こちらは文字通り、対談のスタイルなのですが、桜町弘子へのインタビュー部分は彼女の話ばかりで質問者の言葉は挟まれていません。
 ご当人たちに確かめたわけではありませんから、断言はしません。でも、その疑いの匂いがプンプンなんですよね。女郎の回しでもあるまいし、これが事実なら、「なんや、手抜き工事やないかいっ!」となりますよね。

 と、このようなことを先述の友人に話したら、「よかった、ボックスで買わないで!」とぬかしよりました^^
 
 
 
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DVD-BOX

↑加藤泰のDVDは、発売直後に中古屋で見つけたので、とりあえず(お金もなかったし)代表作である『明治侠客伝 三代目襲名』と『沓掛時次郎 遊侠一匹』を買いましたが、今になって、『車夫遊侠伝 喧嘩辰』をそのままにしたのを後悔しています。あれから、一月ほど経ちましたが、まだあるかしら? その後、なかなか時間が出来なくて、そこに行けません。
 私は、お金に余裕がある時は、たまにDVD-BOXを買いますが、日本映画のものの特典はいつも外ればかりです。写真集とかいりません。最近では、岡本喜八(青山さんはお嫌いだとは思いますけど)のDVD-BOXが発売されましたが、まず作品のセレクトに疑問があったのと、DVDが特典として付いていましたけど、何かの現場の再現ドラマということで、特に魅力がありませんでした。もっとも、お金がなくて、買う事もできませんでしたけどね。とほほ。
 また、外国映画に関しては、半年も経てば、廉価版が出るから、手を出すのに躊躇しています。昔、ヒッチコックものを一割引で買ったのですが、一年も経たないうちに、全作品が廉価版に。でもね、つい最近、サム・ペキンパーのDVD-BOXが半値でセールスされていたことを知りましてね…。でも、お金無いからな。日本映画も廉価版でないかしらね。

BOX解説書

 加藤泰の(東映の)代表作を揃えたこのBOXは非常に魅力的ではあるものの、金銭的理由により買いそびれている訳ですが、附録の解説書はぜひ読みたいと思い煩っている次第です。
 このたび、解説書が期待はずれであった旨の記事をお見かけするに及び、一縷の望みをかけてお願いするのですが、解説書を2500円でお譲りいただくことはできないものでしょうか。もしくは、蓮實氏の論考の部分のコピーを1000円(手数料+送料)でお送りいただくことはできないものでしょうか。
 厚かましいお願いで恐縮するばかりでありますが、よろしくお願いいたします。

BOX解説書

映画橋人さんへ
 ご訪問ありがとうございます。
 早速ですが、期待はずれとはいえ、全体が期待はずれというわけではないので解説書は手元に置いておきたいので、お譲りすることはできません。
 そのかわり、蓮實さんの部分はコピーしてお送りしますので、送付先をお知らせください。料金は不要ですので遠慮なく。

加藤泰BOX解説書

 よろしいんでしょうか。本当に感謝いたします。寛容なお言葉にさらに甘えるようで誠に申し訳のない気持ちで一杯なのですが、住所を公開するのも気が引けてしまい下記アドレスにて連絡をとっていただけましたら幸いに存じます。
 eiga_kyoujin@yahoo.co.jp

 それから、何を今更という情報かもしれませんが、今週末に行われる http://d.hatena.ne.jp/sandaime-shumei/20060527 で上映される特別上映作品というのは、上映時間・サイズから察するに『ザ・鬼太鼓座』だと思われます。

映画嬌人さんへ

早速、ご指定のアドレスに返事を送ったのですが、その後、連絡がありません。アドレス通り、ミスってないと思うのですが、もしやってこともあるので、また、このブログにご返事ください。

 ご親切なお取り計らいに感謝申し上げます。
 NameにリンクされたMailアドレス、あるいは本文中のアドレスを貼り付けて試したところ、どちらも受信されましたので、いま一度お送りいただければと思います。よろしくお願いいたします。
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