2011-10-17

CG満載アクションの「猿の惑星 創世記(ジェネシス)」

                    猿の惑星111016


 「あら、ここはNYだったのね」のラストが衝撃だった1968年の「猿の惑星」のリメイクなのかと思って観に行ったら、この「猿の惑星 創世記(ジェネシス)」(監督=ルバート・ワイアット)はちごうとりました。

 むしろ、考えようによっては、あの時、何で人類の社会は人間並みに進化した猿の軍団に取って替わられたのか、その事の起こりを描いたとも受け取れるSF猿の軍団アクションでおます。
 だから、闘いが終わって日が傾きかけた森から猿たち(正確にはチンパンジーやマウントヒヒ)が、目の前に広がるサンフランシスコの街明かりを睥睨するラストは一見、人間と自然との共存を訴えたショットと解釈するもよし、あるいは不気味な、さらなる猿たちの人間への挑戦の予兆とみるのもよしでおます。
 なんせ、日本語タイトルに「創世記」と付記されたサブタイトルが示すように、観客動員数次第では続編があるだろうという予感は濃厚でおますから。





 でも、本当に怖いのは、このラストシーンのさらに先にあったおまけのラストシーンでおます。
 いかにもな現代的テーマでおますが、きちんと前振りはされとります。されてはいるけれど、「何かあるな」と早くも感じさせたあたりがねぇ……^^

 ここんとこ、この映画はエンドタイトルが少し流れ始めてから現れるという『いじわる』をしているので、いつものように絵さえ見たら文字はもう関係ないというお客さんたちが席を立ち始めてます。そして文字の途中で再び絵が流れるので、席を立ったお客さんたちは足止めを食らった格好で、まったくもって、狭い日本、そんなに急いで……の一幕。「アホか、こいつら」でおますな。

 本物の猿とCGの猿を取り交ぜ、実写に猿のCGを組み合わせた画面作りは、さすがにCG大国のアメリカでおます(一部、いかにもなCGというより、アニメーションチックな動きをするシーンもおますけどね)。猿と人間たちの闘いシーンはよくできたエンターテイメントで、楽しませてくれます。

 それで、このCG猿たちの、閉じ込められた檻の中での暮らしぶり、あたかも刑務所脱獄のような収容所脱走、それに続くゴールデンゲートブリッジでの人間たちとの闘いは、まるで猿版「プリズン・ブレイク」の様相で、リーダーのシーザーの身代わりに仲間のゴリラが犠牲になるに及んでは擬人化も極まれりでおました(それ以前のシーザーとゴリラとのいきさつも、西部劇か任侠映画のようで、人間側から描いていることにほかなりまへん)。




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