2011-07-07

またもや波乱万丈のゲキXシネ

薔薇とサムライ110706

 昨年10月の「蛮幽鬼」以来、久しぶりのゲキXシネは、お馴染み劇団☆新感線のメンバーに天海祐希をメーンゲストに原発発言の山本太郎や松田聖子の娘さん(神田沙也加)を迎えた「薔薇とサムライ」(作・中島かずき、演出・いのうえひでのり)でおます。
 途中休憩15分間を挟んで、ハラハラ、ドキドキ、ワッハハの4時間足らず、相変わらずのド派手で大掛かりな仕掛けの舞台を映像で楽しんできました。小屋は、特別料金2500円也の定番小屋、大阪・なんばパークスシネマでおます。
 


 


 「狭い日本にゃ住み飽きた」とばかり、またもや登場の古田新太扮する天下の大泥棒、石川五右衛門。
 コセコセと小悪人に追われながら日本で泥棒稼業をするより、でっかい夢を持ったほうがいい…と思ったのかどうか知りまへんが、前回の「五右衛門ロック」では南の島まで逃げてきて大騒動に巻き込まれたのか、巻き起こしたのか、どっちともとれましたが、今回は七つの海を舞台に縦横無尽に暴れ回る女海賊の、用心棒として再登場でおます。

 新感線のこの手の舞台は作品によっては「いのうえ歌舞伎」とサブタイトルが付いとりますが(今回はなし)、そのせいかどうか、毎回、石川五右衛門は厚い綿入れのキンキラ衣装に髪の毛が大爆発でも起こしたような歌舞伎でお馴染みの出で立ちで登場してはります。
 その五右衛門を演じる古田新太が毎回のことながら、なんか憎めない容貌の、多分に抜けたようなところもありそうな愛嬌たっぷりなキャラクターでおます。
 別段、セリフ回しがうまいというでもなし、表情が豊かというでもおませんが、歌舞伎風に見得を切った直後、現代風にボケてしまうあたり、そこれこ、ご愛嬌でおますが、笑わせどころを心得ていて、なおかつ、毎回、スピーディーなアクションをあのぼや~んとした体躯で披露するあたり、ホンマ、役者は体力が勝負やのう~でおます。

 メーンゲストの天海祐希は女海賊の頭目にして、ある小国の後継者たるべきお姫さまだったという役どころで、のっけから跳んだり、跳ねたり、歌ったり。さすが、元タカラジェンヌでおます。タッパはあるし、映画やテレビでこそ気になる、あの長めの面立ちも十分舞台映えしとります。劇中、ちょいワンマンショーっぽい見せ場もあり、さすが、そこは元ヅカガールでおますな。

 今回も大活躍していたのは、新感線の脇役トリオでおます。
 女装癖のあったむくつけき髭面の海賊の橋本じゅんの破天荒ぶり、小国乗っ取りを企む大宰相の娘の高田聖子は得意の悪女でおます。小国再興をお姫さまに託すと思いきや、実は…の将軍役の粟根まことの大真面目ツラは五右衛門やお姫さまでなくても騙されますな。

 ただ、注文を付ければ極悪人の大宰相を演じた藤木孝でおます。
 この人、若いころから妙に格好をつけたがり屋で、目力で演技したいのか、いつも目だけをぎらぎらさせとりますが、今回はライオンキングのような白髪頭で出てくるのはいいとしても、首から下のキンキラの衣装が飾りもなにもないスマートなフォームだったせいか、頭と顔のデカさばかりが目立って全体のトーンがアンバランスなのでおます。だから、藤木孝って、こんなに顔大きかった? となります。ま、それ以前に極悪人にしてはパワー不足でおましたけれどね。

 

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