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2011-02-04

「わが心の歌舞伎座」で歌舞伎座初体験

わが心の歌舞伎座110203


 松竹恒例の「シネマ歌舞伎」の今年の第1弾は「わが心の歌舞伎座」でおます。
 昨年4月、リニュールのために閉場した東京・歌舞伎座を職場とした11人の歌舞伎役者の「歌舞伎座への想い」を中心に歌舞伎座の歴史、今は亡き名優とされた歌舞伎役者の舞台姿、裏方たちの仕事、さよなら公演に続く閉場式の様子などを紹介した記録映像でおます。
 「一丁、観るか!」と、いつものように定番小屋の大阪・難波のなんばパークスシネマへトコトコでかけたのでおます。

 この特別料金(今回は2000円)のシネマ歌舞伎、あるいはゲキ☆シネの上映は、かつてゆったりスペースのプレミアムシアターで観ることができ、「余分に料金を取っていることあるわい」と気に入っていたのでおますが、現在は3D映画に乗っ取られてしまいました。専用眼鏡の料金が上乗せされる3D映画のほうが観客動員数が多いと踏んだのか、シネマ歌舞伎&ゲキ☆シネは通常のシアターに格下げされ、継子扱いされとります。
 ヨシモトのギャグではおませんが、「なんでやねん!」でおますな。根強い固定層ファンを大切にするより、多くのフリー客に目が行くというのも商売でおますけどね…。

 さて、「わが心の歌舞伎座」は途中に10分間のトイレ休憩もあり、歌舞伎座の舞台で活躍した故人・現役の歌舞伎役者たちの舞台姿を存分に楽しめて、およそ3時間、堪能してきたのでおますが、ちょっと待てよ、「わが心の…」っていったってボクは歌舞伎座へは一度も行ったことがなかったのでおます。従って、思い入れなんて…ありまへんがな^^


 今でこそライブで歌舞伎を観ることはなくなったのでおますが(う~ん、もう13年ほど観てません)、なんせ住んでいるところが元来、人形浄瑠璃や歌舞伎の本拠地に近いところでおます。なにも東海道を東京まで下らなくても京都、大阪へはポーンと一跨ぎの地の理が幸いしてか災いしてか、歌舞伎ライブはいつも、いわば地元で楽しんでいたのでおます。
 もちろん、同じ出し物でも東京と京都・大阪では主役変わらねどワキ変わるということもあり、また、主役級にしても京都までは上るけど大阪へは足を向けない役者さんもあったりで、本拠地といえど不便をかこつこともあったりで、しかし、現在ではどないなんですやろ?

 さて、「わが心の歌舞伎座」で想いを語るトップバッターは中村芝翫。福助、橋之助のお父さんで、現・中村勘三郎の義理の父、歌舞伎界長老の一人でおます。
 若々しく「藤娘」を上品に踊ってみせてくれてはりますが、顔のアップになると何ともどうもつらいのでおますな。 
 元々、歌舞伎は劇場で観るものでおます。たとえ、最前列の座席で見ても一定の距離があってこそ、しかるべきものでおます。それを映像で捉えると、カメラの目は非情にも被写体に急接近することがおます。そこがシネマ歌舞伎に限らず、テレビの劇場中継などの難なんでおますな。フルショットやバストショットの間に顔のアップが挟みこまれると、役者の技量とは関係なく、観ているほうの気持ちが萎えるんですな。
 どアップはやめろっ! ってことでおます。

 芝翫以下、中村吉右衛門、中村富十郎、市川団十郎、松本幸四郎、片岡仁左衛門、中村梅玉、中村勘三郎、坂東玉三郎、坂田藤十郎、尾上菊五郎と続きますが、鬼平の吉右衛門さん、素顔で見てもええおっちゃんになりはりましたな。若いころは石鹸で何度洗っても汚れが落ちないような顔してると、そんなイメージを持っていたものでおます。お兄さんの幸四郎は、最近ますます父親に似てきたような…。

 藤十郎はんのもっと若いころ、息子の翫雀を相手に「曽根崎心中」が出てきてますが、まだ鴈治郎と名乗っていたあのころの藤十郎はん、玉緒ちゃんの面影がチラチラしてます(兄と妹やから当然か)。
 仁左衛門の相手役で赤姫になっていた孝太郎は、なぜか藤山直美みたいで…。仁左衛門の息子でおますが、口先をチョンと前に突きだす癖があるのか、カワハギみたいと言っていたものでおます。
 かつて勘三郎の舞台を最もよく観ていたのですが、頑張りが過ぎたのか、過労で現在、休養中でおます。その勘三郎と歌舞伎座の元劇場係員で引退した女性とのエピソードは演目以外の出来事として泣かせてくれます。

 意外だったのは梅玉でおました。ほかの華やかな役者に混じり、なんで、この人も…? でおます。
 どうみても、この人は地味めで、花のある大看板という役者ではおません。20年前に亡くなった6世中村歌右衛門の息子でおます(血縁はないようですが)。戦後の歌舞伎界で欠かすことのできない大成駒屋、立女形の6世歌右衛門の代理出演だったんですね。だから、歌舞伎座とつながる亡父の思い出を語ってはります。
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