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2010-10-09

「十三人の刺客」余話

 先日の深夜、何気なくテレビを見ていたら公開中の映画「十三人の刺客」を特集した番宣が放送されていました。
 既に観た映画なのでボクには用のない番組でおますが、それでも眺めていたらベネチア映画祭に出品、上映された時の模様が紹介され、映画祭には三池崇史監督、刺客団の頭目、島田新左衛門を演じた役所広司、島田の甥の若い旗本を演じた山田孝之の3人が出席しておりました。

 この映画は受賞を逃しておりますが、映画祭でプレミアム上映されたようで、その上映会で映画が終わるや、観客に混じっていた3人に向けて周囲の観客たちからスタンディングオペレーションが起こり、番組はこの映画がいかに評判がよかったかを伝えていたわけでおます。

 その観客たちの拍手に対して、客席にいた三池監督ら3人の反応は満面に笑みを浮かべていたものの、その笑みがどことなく照れくさそうで恥ずかしそうに少し頭を下げていた程度のもので、彼らのそのリアクションを見て何だかなぁ…と、失望の色濃くでおました。
 幕末、使節団として渡米した日本のお侍さんたちの外国人に接する様子が、当時のアメリカ人の書いた記録に残されていますが、彼らの反応の仕方を見ていて使節団のお侍さんたちのちょこまかする様子を想起させられました。まして、俳優が2人もその場にいるのでおますから、もっとパフォーマンス見せんかい、なのでおます。

 こういう場合、欧米人なら両手を高々と掲げたり、映画に携わった仲間と抱擁したりして全身で周囲の拍手に応え、自分たちを大いにアピールするところでおますが、彼らのあの反応って、こりゃ、日本人の国民性というものでおますやろか。見ているこっちが歯がゆいほどおとなしめで、もっと騒がんかい! と、よく言えば控えめな態度、悪く言えば貪欲なアピールのなさでおます。

 今時、日本人の控えめな態度を賞賛してくれる外国ってあらへんで、でおます。もはや、外国が珍しかった幕末やおまへんで、でおます。
 片や映画、片や政治の違いはあれど、なにやら、さきごろの中国の漁船船長逮捕問題で中国の強硬姿勢に対して見せた日本政府の反応の仕方に底の方で相通じているものを見る思いで、明治維新から既に142年経ってもDNAはなお元気に生き続けているのでおますのやろね(余談ながら逮捕直後に他人事のように語っていた外務大臣の会見は、いかに危機管理が欠如しているかの証左のようでおました)。
 ノーベル平和賞授与で中国の横車に対し、素早くきっぱりと表明を出したノーベル賞委員会の反応の仕方と、えらい違いでおます。

 それにしても、この映画にはトップシーンと中ほどに2回、武士が切腹するさまをリアルに見せる場面が出てくるのでおますが、外国の皆さんには日本人の「ハラキリ」、何ともおまへんでしたのやろか?
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