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2010-08-22

オッパイ強調の「女真珠王の復讐」

女真珠王の復讐



 熱帯夜のような寝苦しい夏の夜が続いています。
 寝苦しさにフラフラ起きだした土曜から日曜にかけての深夜、何を思ったのか、「これ観たろ」と手にしてテレビにセットしたビデオが1956年製作の新東宝映画「女真珠王の復讐」(監督・志村敏夫)でおました。

 主演は前田通子。大蔵・新東宝のグラマー女優として映画史に名を残している女優でおますな。仕事で知り合った映画監督との不倫の愛に生き、また、のちに監督のエロい要求を拒否したため、当時の六社協定(日本の映画会社の申し合わせ)でスクリーンから消えた女優でもおます。
 相手役は宇津井健。空想科学映画「スーパージャイアンツ」の兄ちゃんは今も現役でおます。
 そのほか、藤田進、丹波哲郎、天知茂、三ツ矢歌子など、そうそうたるメンバーが顔を見せとります。
 


 冒頭、公衆電話をかけている黒白のコンビの靴に、夏場なのにピシッとスーツを決め込んでいるのが丹波さん、これがワルの手先でおます。
 その電話を受けているのが貿易会社の専務で、これがアクセントに訛りが消えることのなかった藤田進。黒澤映画の熱血漢も、ここではワルの大本でおます。

 この専務は近く、アメリカへ社用で行くことになっており、同行するのが秘書の前田通子。彼女には同じ会社の社員、宇津井健という恋人がいますが、専務はひそかにヒロインを狙っています。
 そればかりか、会社乗っ取りを企んでおり、箱根に静養中の社長(林寛)を、丹波さんを使って殺害、その罪を宇津井健に着せてしまいます。そのため丹波さんに、その時、宇津井健がきていた同じ服装をさせるのですが、それが冒頭のスーツ姿にコンビの靴でおます。

 ヒロインが専務とともに船でアメリカへ旅立った直後(船で外国へ向かうというのが、いかにも時代を感じさせます)、宇津井健は社長殺害容疑で逮捕されます。一方、アメリカへ向かう船中、自分にも共犯容疑がかかっていると知ったヒロインは、俺が守ってやると甘いことを言って襲いかかる専務の魔の手を逃れようとして海に転落して―。
 
 恋人を殺人犯に仕立てられた女の子が「正しい者は必ず勝つ」とばかり、恋人の無実を晴らすため、また、自分に降りかかった殺人の共犯の嫌疑を晴らすため、復讐に立ち上がるストーリーで、今から観れば突っ込みどころ満載でおますが、そんなこと云々しても仕様がおません。

 それよりも、エロで鳴らした大蔵・新東宝でおます。
 この映画、やたら、ヒロインの前田通子のオッパイを強調しているのでおます。もう、そんなに必要ないやろと観ている方が思うほど、わざとらしく、やたら煽情していて、おかしいくらいです^^
 といっても、時代は今から54年前、半世紀以上も昔のことでおます。まだまだ女性のオッパイ全開やおません。昨今のようにオッパイ全開の安売りやおません。

 通子嬢、両手でわが胸元を隠したり、薄物の衣装ともいえない衣装で微妙に胸を隠したりしているのですが、その膨らみがはみ出ていたり、後半はタイトな衣装でやたら胸元を強調していたり。
 おまけに腰に布切れをまとっただけのヒロインが海女ばりに海中を泳ぎ回るショットが何度も出てきたりして、これだけでも当時は随分と男性客には刺激的だっただろうことが想像できますわな^^
 今から見れば、何や、これ式! でおますけどもね。

 前田通子に限らず、この当時の新東宝の映画といえば、三原葉子、久保菜穂子、万里昌代、小畑絹子などほとんどの若手女優がフルヌードになったり、セミヌードだったり、または水着姿になったりしています。
 まだ他社の映画では女優が肌をあらわにすることが珍しかった時代、戦後すぐの東宝争議で枝分かれしてできた新東宝を買い取った大蔵貢さん、徹底した低予算と女優の裸で他社との差別化を図っていたのですやろね。
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