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2009-05-26
ある男の一生は「花の生涯 梅蘭芳」
何年ぶりかでチャン・ツィイーが出ている中国映画が日本でも公開されていたので、観てきました、京劇に生きた男の一生を描いた「花の生涯 梅蘭芳(メイ・ラン・ファン)」(2008年)。
カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したけれど、ボクにとっては大いにズッコケさせてくれた映画「さらば わが愛 覇王別姫」(1993年、中国)の監督、チェン・カイコーが再び、京劇の世界に生きる男と、その周囲の男女を描いた映画でおます。
わが目的のチャン・ツィイーは、同じ京劇の男役の新進俳優で、主人公メイ・ラン・ファン(レオン・ライ)と共演する目的でメイに近づき、共演を果たしたばかりでなく、妻子持ちのメイと不倫の関係に陥り、やがて、相手の身を思って消えていく女性を演じています。
こっち側から見れば、悲劇のヒロインそのものでおます。
ただし、最初に登場する小娘の時代のチャン・ツィイーは、ちょっといただけません。小娘演技がカマトトめいて、この女、腹にイチモツかいな? と思わせてしまいます。
ま、メイと共演したいという願いがあったから、まったくシロというわけではないですけどね^^
この映画は1920年代後半から40年代初頭が時代設定ですが、旧来の京劇を順守する師匠に逆らい、メイ・ラン・ファンは京劇をもっと人間味が感じられる演劇にすることを目指し、師匠と離反します。
そのメイの革新に協力するのが、恵まれた地位まで捨て、メイと義兄弟の契りを交わすほど、メイの芸術革命に入れ込んでしまう元役人です。
このおっちゃん、当初、京劇を馬鹿にしていたのですが、ある夜、メイの舞台を観て大感激してしまい、メイにぞっこんに(いやらしい意味ではなく)なってしまいます。それがもとで役人を辞めることになり、おかげで親族からはぼろっかすです。
そりゃそうですね。古来、中国では役人が一番安定した職業ですもんね。そのため、ワイロを取らない役人は出世できないといわれたほどです。、デキる子弟は官僚登用の科挙試験に励みます。このおっちゃんも科挙試験の難関を突破して、親族に安定した身分を保障していたのですから、そりゃ、周囲は怒りますわな^^
生涯にわたり、メイのビジネスパートナーになっていきますが、メイが家庭を持つにいたり、2人の関係はギクシャクしてきます。メイの妻で、京劇の売れない俳優だった女性がのさばってくるからです。
この関係は、まるで嫁と小姑とのいさかいの関係のようでもあります。
メイと決別してからも、このおっちゃんは絶えずメイの行く末を気にかけていますが、こんな名伯楽のようなビジネスパートナーを演じていた役者さん、なんと、やしきたかじんにそっくりでおます。
殊に全編を通じて眼鏡をかけている設定だったので、おや、じんちゃん、アンタも中国映画に出て役者になったんかいな? って思わず、呼びかけてしまいそうになるほど、そっくりでおました。
カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したけれど、ボクにとっては大いにズッコケさせてくれた映画「さらば わが愛 覇王別姫」(1993年、中国)の監督、チェン・カイコーが再び、京劇の世界に生きる男と、その周囲の男女を描いた映画でおます。
わが目的のチャン・ツィイーは、同じ京劇の男役の新進俳優で、主人公メイ・ラン・ファン(レオン・ライ)と共演する目的でメイに近づき、共演を果たしたばかりでなく、妻子持ちのメイと不倫の関係に陥り、やがて、相手の身を思って消えていく女性を演じています。
こっち側から見れば、悲劇のヒロインそのものでおます。
ただし、最初に登場する小娘の時代のチャン・ツィイーは、ちょっといただけません。小娘演技がカマトトめいて、この女、腹にイチモツかいな? と思わせてしまいます。
ま、メイと共演したいという願いがあったから、まったくシロというわけではないですけどね^^
この映画は1920年代後半から40年代初頭が時代設定ですが、旧来の京劇を順守する師匠に逆らい、メイ・ラン・ファンは京劇をもっと人間味が感じられる演劇にすることを目指し、師匠と離反します。
そのメイの革新に協力するのが、恵まれた地位まで捨て、メイと義兄弟の契りを交わすほど、メイの芸術革命に入れ込んでしまう元役人です。
このおっちゃん、当初、京劇を馬鹿にしていたのですが、ある夜、メイの舞台を観て大感激してしまい、メイにぞっこんに(いやらしい意味ではなく)なってしまいます。それがもとで役人を辞めることになり、おかげで親族からはぼろっかすです。
そりゃそうですね。古来、中国では役人が一番安定した職業ですもんね。そのため、ワイロを取らない役人は出世できないといわれたほどです。、デキる子弟は官僚登用の科挙試験に励みます。このおっちゃんも科挙試験の難関を突破して、親族に安定した身分を保障していたのですから、そりゃ、周囲は怒りますわな^^
生涯にわたり、メイのビジネスパートナーになっていきますが、メイが家庭を持つにいたり、2人の関係はギクシャクしてきます。メイの妻で、京劇の売れない俳優だった女性がのさばってくるからです。
この関係は、まるで嫁と小姑とのいさかいの関係のようでもあります。
メイと決別してからも、このおっちゃんは絶えずメイの行く末を気にかけていますが、こんな名伯楽のようなビジネスパートナーを演じていた役者さん、なんと、やしきたかじんにそっくりでおます。
殊に全編を通じて眼鏡をかけている設定だったので、おや、じんちゃん、アンタも中国映画に出て役者になったんかいな? って思わず、呼びかけてしまいそうになるほど、そっくりでおました。
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