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2009-03-20

高所恐怖症が観た「1408号室」

 シネコン型でない、入場客の入れ替えもない従来型の映画館は、今や、絶滅危惧種でおます。
 大阪市内でも、そういう映画館はホンマ少なくなりました。
 それでも健闘している映画館はチラリホラリとあり、地下鉄の天神橋筋6丁目駅を出て、すぐのところにある映画館も、そんな小屋の1つでおます。

 そこで最近観たのが、アメリカのホラー小説の第一人者、スティーヴン・キングの小説「1408」を原作とした「1408号室」(2007年)でおます。

 キングは自分が作家であるためか、作家が作品を生み出す苦しみ、または喜びを自分の小説に生かし、そこから奇想天外なストーリーを展開しとります。
 しばしば映画化されておりますが、有名なところではスタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」がおます。主演のジャック・ニコルソンがまさにハマリ役の恐怖映画でおました。

 キングのホラー小説の映画化作品は、おおよそのところ、あまりデキがよろしくないというのは通り相場で、文字でこそイメージできるものが映像として目に見えるものになった途端、あきまへんねんなぁ。近年でいえば、2003年に公開された「ドリーム・キャッチャー」があり、文字通り、文字を丹念に絵にして見せたというだけのもんでおました。
 さて、この「1408号室」、ボクは十分にこわおました。

 いわく因縁つきのホテルや屋敷に潜入して、そのルポをウリにしている冴えない作家(ジョン・キューザック)が、ニューヨークにあるホテルの1408号室で体験する恐怖でおます。
 多分にサイコホラーめいていて、夢とも現実とも判別しがたい現象が、これでもか、これでもかという調子で部屋に泊まった作家を襲うのでおますが、ボクが怖かったのは、そんなことやおまへん。

 最初はホテルの支配人(サミュエル・L・ジャクソン)の制止も振り切って、意気揚揚と1408号室に入った主人公が、次から次へと押し寄せる怪奇現象に、遂に部屋を引き払おうとします。
 ところが、ドアは開かない。ドアノブは壊れてしまう。天井の通気孔からも逃げられない。おまけに部屋は14階で、窓からも逃げ出せない。向かいのビルの同じ階層に人がいたので助けを求めると、それは自分だったという有様。

 遂に意を決して、窓の外の壁伝いに隣の部屋へ逃げます。
 ボクが怖かったのは、ここでおます。
 外壁のでっばりはわずか。足をちょっとでも踏み外せば、地上に転落です。地上では車が行き交ってます。主人公は必死のパッチで壁伝いに、ようやく隣室の窓まで行き着いたと思ったら、隣室がない! あちゃー・・・ですな。
 仕方なく、また主人公は壁伝いに自分の部屋に戻ります。着いたと思ったら、部屋から、かつてこの部屋から投身自殺したという女性の亡霊が飛び出してきて、あわや、主人公は転落しそうになります。

 ボクの恐怖は、ここで最高潮でおます。
 ここで主人公が落ちるわけがない、落ちたらあとが進まない、壁伝いの逃避行のシーンで地上を見せるのも合成とわかっていても、ついついのせられてしまいました。

 正直、壁伝いのシーンでは、ちょっとスクリーンから目をそらせていました。
 なんで、そうまで怖かったのかといえば、ボクは高所恐怖症なんでおます。特に木登りやはしご上りなどという、真下に地上が見えるような芸当は絶対アカンのでおます。
 高いところが怖いから、この映画のような壁伝いのシーンなどを観ると、余計なことをイメージしてしまうのでおます。だから、恐怖が増幅してしまうのですな。
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