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2009-03-19

ある夜の「博奕打ち 流れ者」

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 先日の夜、鶴田浩二主演の映画「博奕打ち 流れ者」をビデオで観ていて、愕然となりました。

 この映画に出ている人たち、もう、ほとんど現役やない~、でおます^^

 1970年4月に封切られたこの映画は、監督・山下耕作、脚本・鳥居元宏、志村正浩という、いずれも東映任侠映画手だれの作家たちが参加している、いわゆる、やくざ映画でおます。
 1970年といえば、コンニチワ~、コンニチワ~と三波春夫さんが歌っていた日本万国博が開かれた年でおますな。もう1つ、この年の11月には三島由紀夫が陸上自衛隊の市谷駐屯地を占拠して割腹自殺を遂げております。

 今から39年前の映画。およそ40年も時代を経ると世の中の顔ぶれもガラリと変わってしまうのは世のならいでおますから、1本の映画に出ている俳優たちのほとんどが現役でなくなっているのは驚きに値しないことですが、でも、ボクには改めて、この映画に出ている役者さんたちのほとんどが、あるいはあちらの世界に引っ越していたり、あるいは役者稼業を中止、または休止していることに愕然としたのでおます。
 その理由の1つには、ボクがノー天気な性格のためか、確実に40年が過ぎて、自分も確実にそれだけ齢を重ねているくせに、40年の時の流れをあまり意識していないせいなのかもしれまへん。
 まったく、おめでたい人間でおますやろ?

 主演を張った鶴田浩二はむろんのこと、鶴田と意気投合する旅人の若山富三郎も、昔馴染みを演じた水島道太郎も天津敏も、珍しくエエ親分を演じていた内田朝雄も、その子分役の潮健児も、老残のやくざを演じた北村英三も、大親分に扮した小津映画でお馴染みの北竜ニも、怪優・汐路章も、み~んな、引っ越しています。

 引っ越さないまでも、役者稼業を休止、中止している人といえば、待田京介、北林早苗、須賀不二男がいてはりました。
 水島道太郎の妹役で、鶴田に片思いの想念(山根貞男さんのパクリです^^)を抱く藤純子も、今はもう藤純子としては存在していまへん。

 で、結局、今なお現役で頑張ってはるのは八名信夫ただ一人・・・という映画でおました。
 かつて、八名信夫は悪役商会というグループを立ち上げたくらいですから、東映のこの種の映画でも、もっぱら悪役でおましたが、この映画では珍しく、内田朝雄の一家の代貸役でガマンにガマンを重ねる役でおました。

 で、肝心の映画は、というと、亡き耕作さんお得意の時空を超えたイメージショットがあったりして、この映画から1年後の名作「博奕打ち いのち札」(脚本・笠原和夫)を彷彿させるような愛の一編でおます。
 もちろん、当時は後に「いのち札」というような作品が出てくるとは予想しとりまへんでしたけど。

 
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