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2016-12-27

私家版加藤泰論への道 太鼓ドンドコ 三味に荒波ザブーン

                       鬼太鼓座161217

 今年2016年は、加藤泰監督の生誕100年に当たる年でおました。
 夏ごろから名画座の興行街では記念の特集上映が開かれ、「この際、まとめてみ~んな加藤泰映画やで~」みたいなお祭り騒ぎのラインナップで、しかし、そこどこの上映会にも観客として参加することはなかった僕…なのでおます。
 そんな中、映画が完成して以来35年、長く国内では一般公開されてこなかった加藤泰監督のドキュメンタリー映画『ざ・鬼太鼓座』が海外の映画祭(ヴェネチア国際映画祭)でプレミアア上映されるなんて椿事? もあり、それがきっかけで国内で凱旋上映され、ついには来年1月から国内一般公開されるそうでおます。
 それも35年を経たネガフィルムを元に4Kで解像度をアップし、2Kでデジタルリマスター版にするという化粧直しをしてお披露目でおます。技術は進んどりますなぁ。加藤泰監督が生きていたころには考えも及ばなかった画像・音響の復元作業で過去の映像作品をよみがえらせるという技術でおます。
 さぞや、泉下の加藤泰監督も面映ゆい思いではないかと、お察し申し上げます。

 長く一般公開されてこなかったとはいうものの、これまで加藤泰監督の映画にまつわるイベントでは上映されてきたこともある作品でおます。僕も友人の手引きで神戸まで駆け付け、ようやく目にすることができましたが、もうあれから幾霜星の時間が流れたことか!
 冬の佐渡の海にくねる荒波に太鼓ドンドコ響き渡る巻頭のシーンは予想できていたものの、途中、土地の古老にインタビューする場面では加藤泰監督のインタビュー音声が聞こえたり、『ざ・鬼太鼓座』以後に完成・公開された遺作『炎のごとく』のタイトルバックで見かけた観音像? 遊女像?の女性もチラリと挟み込まれたりして、そりゃ~食いいるように観ましたでぇ~。

 全国の先陣を切って上映する東京・渋谷のユーロスペース、ここも加藤泰因縁の映画小屋でおますな。
 加藤泰監督が消えて、およそ10年後、「加藤泰 女と男、情感の美学」と題する回顧上映があったのもココ。もちろん、当時のユーロスペースと現在のユーロスペースは場所替わりしています。
 上映の情報をかぎつけ、どんな作品が上映されるのかも分からないまま、上映初日に東海道を五十三次し、JR渋谷駅からスタコラ映画小屋に辿り着いて観た作品が『車夫遊侠伝 喧嘩辰』でおました。加藤泰の映画の中で最も面白く、加藤泰らしさに満ち満ち、そして僕の大好きな作品を花のお江戸で邂逅したことは何たる幸運!!
 この作品1本を観たきり、再度、東海道を西下のでおますが、この上映会では一日の上映回すべてを『ざ・鬼太鼓座」に当てるという突飛もない企画もあったそうで、残念ながらこの時は『ざ・鬼太鼓座』は観られずじまいでおました。

 改めて『ざ・鬼太鼓座』に出会えること、楽しみやねぇ~。


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