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2012-11-21

そんなの、あったよな~の「つづり方兄妹」

              つづり方兄妹2121121

           
 作文が得意な三きょうだいの実話をもとにした、この作品(1958年)の舞台となっている大阪府枚方市出身の友達が「CSでやってるよ」と知らせてくれ、かねがね彼から話を聞いていたので、ボクにとっては初見参の映画でおます。

 枚方は大阪と京都の中間地点にあり、お侍さんの時代から京・大坂間の交通の要所であったところでおます。高度経済成長時代の落とし子のような友達も言っていたように現在と60年近い昔とでは風景がコロッと違っております。
 映画の冒頭、懇切丁寧なナレーションで場所の説明、登場するつづり方(作文)が得意なきょうだいとその家庭環境が説明され、それによると枚方市内でも南部の香里に住む子どもたちのお話でおます。あのあたり、今はびっしりと詰まった住宅地で、しかし、映画の中に見えるそのあたりは見渡す限り、田畑、野山が広がる場所でおます。次第に土地利用のため、子どもたちが通っている小学校周辺に宅地開発の波が押し寄せていることが映画の後半でもサラッと触れられております。

 とはいえ、まだ住宅で埋まる以前の有り余るほどの自然環境、雨が降ればぬかるむ道路、木造の小学校校舎、スノコが敷かれた渡り廊下、床も机も何もかも木製の職員室や教室など、友達と違って「もはや戦後ではない」と言われた時代(1956年)以前に生まれた者にとっては「うむうむ、あったよな~」「そうそう」と頷かざるを得まへん。とはいえ、二度と戻りたくはない(ボクにとっては)ような時代と風景が映画の中に広がっているのでおます。
 ボク個人の感慨でいえば「ああ、懐かしい~」というより、「なんて貧乏くさい時代やったんやろ」の思いのほうが大きおますが、これは映画自体の感想とは別次元の話でおますけどね。

 実在した3人のきょうだいの話を八住利雄が脚色、日本映画の不思議な監督のひとり、久松静児が演出したワイド、モノクロの東京映画作品(東宝配給)でおます。企画として、後年、日本電映を立ち上げる松本常保が名を連ね、ついでに夫人の国友和歌子(大都映画の娘役女優)もちょこっと仏頂面を下げたおばさん役で出とります。


 

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