久々のB級映画は「ハプニング」

 ホンマ、久しぶりの外国映画は「ハプニング」(2008年度、アメリカ)でおます。

 ストーリーは、まるでスティーヴン・キングの小説に出てくるようなサスペンスで、舞台がフィラディルフィアの小さな町という設定も、決してニューヨークやサンフランシスコのような大都会でない片田舎を舞台にしていることが多いキングの小説にそっくり。

 ホラーやサスペンス、あるいはスリラー系の映画は決して嫌いではないので、この映画も公開された当初から観に行こうと企んでいたのが、ようやく決行したのが、ボクがよく行くシネコンでの上映最終日という、お粗末さでおました^^

 観たいと思った映画は、公開初日か、そのすぐ後くらいに行くべきですよね。
 わかっちゃいるけど、なかなか計画通りに行かないのも憂き河竹の世のならいでおます。

 まるで夏休みの宿題を休み最終のギリギリまで放っておいた小学生のように、仕事の後、駆けつけたシネコンのレイトショーは、いつになく複数の観客で埋まっておりました。
 複数ったって、わずかにボクを入れて3人・・・。それこそ、大都会じゃない場所にあるシネコンのレイトショーの観客数って、3人は多いほうじゃないのかいな?

 ここのシネコンのレイトショーでは、いつもボク1人で観ることが多いので、背後(前から5列目の真ん中の座席に坐っていました)にボク以外の観客の入場の気配を感じ、物好きな人もおるんやなぁーというより、同好の士いうのもおるんやなぁーと思ったりしておりました。

 さて、肝心の映画のほうは、映画そのものの出来よりも、さすが世界市場を相手にしているアメリカ映画界でございます。
 日本では絶えて久しいB級映画(う〜ん、定義はひと言では言えまへん)が堂々と製作され、太平洋の彼方のJAPANで堂々とロードショー公開されているのでございますな。

 世界を相手にするでもなく、国内需要でまかなっているJAPANESE MOVIEはすでに産業ではなくなっている現在、1本1本の映画製作の資金繰りが厳しいので、MAX級のヒットになっても富が限られた範囲でしか回っておらず、外から富を取り込むことができないので、とても遊び感覚の余裕など、あらしません。

 その点、こういう映画ができるという環境は羨ましいものでおます。

 帰ってきて友達との電話で「騙されたと思って『ダーク・ナイト』を観てこい」と勧められましたが、ついでに、この「ハプニング」の監督が日本でもヒットした「シックスセンス」の監督だったことを教えられるという体たらくで、そんなこともリサーチしていなかったお粗末彰吾でございました^^

歴史が100年たって回転すれば

 それは、気をつけていないと見落としてしまいそうな小さな扱いの新聞記事でした。

 ジャニーズ事務所敷地内の植え込みに火をつけた新聞紙を投げ込んだ男が逮捕された。

 先週、たまたま目を通していた新聞の社会面に出ていた記事でした。
 男の犯行の動機も書かれていなかったし、ジャニさんちの被害に興味をひかれて、その記事に目を通したわけでもありません。
 ただ、犯人の男の姓名に目が釘付けになりました。

 無職、伊藤大輔(30)、とありました。

 伊藤大輔・・・映画ファンなら、ピンと来ますよね。
 時代劇の神様といわれた映画監督と犯人の姓名が同じだったんですね。

 ただ、それだけなら「同姓同名やん」でケリがついてしまいます。
 ボクの思いは、さらにその先に続きます。

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日差しもようやく変わってきて・・・

 わがショボいブログ、再開です。

 長期休暇の間に夏の高校野球が始まって、終わり、お騒がせの北京オリンピックが始まり、メダル争奪戦に一喜一憂、笑うやつの陰に泣くやつがいるのは世のならい、後半戦に突入しております。

 その「平和の祭典」と、今では空しいキャッチフレーズの世界大運動会が始まった、その日にロシア・グルジア戦があり、こちらは運動会にあらず、大国と小国の命の戦い、停戦になったかと思えばまだくすぶっております。
 盆が来て、その真っ只中に63年目の敗戦記念日があり、盆が過ぎて、さすがに酷暑だった今年の夏の日差しもようやく変わってきています。

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夏の真っ最中

 連日の酷暑で、ブログも夏休み中。
 現実の生活では、なかなか休みなんて取れないんですけどね。
 今日で7月が終わり、明日からは8月ですね。
 来月も頑張ります。

今年こそ京都で「祇園祭」

 先週の京都市では、観光都市・京都の年間を通じて最大のパフォーマンスである祇園祭にわいていましたが、ブログつながりのヤノさんから「1度観に行っておけ」と2年越しに勧められていた「祇園祭」を、ようやく観ることができました。

 文字通りの祇園祭ではおまへん。
 1968年に製作、公開された日本映画復興協会の、いわく因縁付きの映画「祇園祭」でおます。

 京都の烏丸通が御池通と交差する少し手前を右に入ってしばらく(アメリカ風にいえば2ブロック)歩いて左に曲がると府立京都文化博物館という、昔の銀行だったかのレンガ造りの建物を利用した文化施設がおます。
 映画に関していえば、東京のフルムライブラリーに相当する施設でしょうか。そこが毎年、祇園祭が開かれる7月、恒例の催しとして映画「祇園祭」を上映しとります。
 
 ということをヤノさんから教えられて、今年で足掛け3年。一昨年も、昨年も上映日に駆けつけること叶わず、今年こそ・・・と、ちょうど上映日と仕事の休みが重なったこともあり、昼前の乗客も少ない時間帯の電車に揺られて京都へ行ってきました。
 
 京都といえば、ボクが住む土地からすれば、隣の家の庭のようなもので、隣の家の庭なんて、じっくり眺めるようなことはありません。従って、観光目的で京都へ行くのは遠方から来た人の付き合いばかり。自分から観光で京都へ行くことはおまへん。

 この前、京都に行ったのは4年前のことで、その時も文化博物館の上映会で、伊藤大輔監督の1920年代のサイレント映画「忠次旅日記」総集篇と発見された「斬人斬馬剣」でおました。

 そして、今回の「祇園祭」、いやはや、ヤノさんに聞いていたとはいえ、いやはや、大変な大作映画でおました^^

 

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堅気にはなれなかった「緋牡丹博徒 鉄火場列伝」

 わがごひいき、藤純子主演の「緋牡丹博徒」シリーズ第5弾は、1969年10月封切の「鉄火場列伝」、監督は1作目以来の山下耕作(そして、このシリーズ担当の最後になった作品)で、脚本はお龍の生みの親、鈴木則文に加え、シリーズ初参加の笠原和夫です。

 任侠映画のベストメンバーがそろった作品ですが、サブタイトルの「鉄火場列伝」というタイトルの由来が今イチ、ようわからん映画でもあります。
 前作の「二代目襲名」までは、名は体を表わすといいますか、「な〜るほど、うまいこと付けよったな」と感心していました。しかし、「鉄火場列伝」って何じゃ〜? なのですな。
 
 当時の東映任侠映画にはオールスター作品、あるいはセミオールスター作品向けに「・・・列伝」と題する映画が何本も製作されていましたが、シリーズのサブタイトルに、それまでのトーンとはガラリと趣を異にした「列伝」はないやろっていう感じでおます。

 そんなどうでもええことを考えていた矢先、この映画のDVDのパッケージを眺めていて、ハタと気がつきました。
 パッケージには主役の藤純子を囲むようにして鶴田浩二、若山富三郎、それに丹波哲郎の顔があしらわれています。「これでか・・・」と、40年近く経てから納得させられましたわい^^

 つまり、任侠映画おなじみの面々ですな。だから「鉄火場列伝」なんやね^^4人で「列伝」はいささかさみしい感じがしないでもありませんが、純子を守るように3人ものおっちゃんが共演者として付き合っているのですから、陣頭指揮を執っていた名物プロデューサー・俊藤浩滋さんの「よっしゃー、このタイトルで行こ!」という掛け声が聞こえてきそうでおます^^

 第5弾「鉄火場列伝」では、藍玉の産地・四国は徳島に現れた緋牡丹のお龍さん、またもや、ここでも堅気の女性として生活することを強いられるのです。

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プロフィール

青山彰吾

Author:青山彰吾
 日本映画を中心にしたコーナーです。
 映画をめぐる記憶を入れ替えるため、昔観た諸々の映画について足跡を残していきます。ただし、取り上げる映画は偏っています^^
 
 

最近はこんなんです^^
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